共同研究者の声
(公社)化学工学会にも発表しています
活性ナノバブルの作用について
活性ナノバブルは、ナノバブルに物理的な処理をし、ナノバブルの気液界面に電子を過剰に付加することによって化学的反応性を高めたものです。活性ナノバブル水は中性ですが、電気伝導度、酸化還元電位、ゼータ電位などの数値を見ると、水やナノバブル水とは物性的に異なるものです。活性ナノバブル水は汚れに対する洗浄力は勿論のこと、赤錆を溶解させ、鉄などの腐食を止める働きがあります。
また、高経年の建物の劣化した排水管(鉄管)に対して、セルロースナノファイバー(CNF)を含有した樹脂液を、活性ナノバブル水洗浄後に内面コーティングすることによって延命強化を図る工事もされています。CNFは鉄の5倍の強度、鉄の5分の1の重さであるなどの性質を持つカーボンニュートラルで環境に優しい新素材です。CNFの新しい製造方法を研究されていて、パルプや紙などを強力な酸化剤を使って前処理したものをホモジナイザー処理して解繊するという方法をとられています。御社の今までにない新しい工法によって、経年劣化した建物の配管を再生することを大いに期待しております。
奥田 哲士 教授(博士)
龍谷大学